思い出の学移連OB会リハビリ・ツアー = 『学移連・北伯・後期高齢者リハビリテーション・ツアー』

2020.6.2.

(日本学生海外移住連盟・OB会企画)

 

私は、2018年11月4日から13日まで、学移連OB会の、北伯(ブラジル北部)訪問ツアーに参加した。

 

このツアーを勝手に、『後期高齢者リハビリテーション・ツアー』とした。何故ならば、OB会の参加者は平均年齢が、ほぼ70代半ばで、その上、訪問する、北部ブラジルは移住した諸先輩方の農場並びに、その先輩方が管理する原生林で、一日に散策する歩数は約一万歩強であったからである。

 

参加者は、東京農大、慶応義塾大、早稲田大、拓殖大、北九州大、神奈川大、弘前大、東海大など十数名、その中には慶応大OBで東海大・医学部で教鞭を取られているお医者さんも参加されて、力強いメンバーであった。そして、サンパウロでの現地OB,合流、ベレンでのOB合流、全員で20名ほどのメンバーとなった。

 

ツアーコースは、成田をアメリカン航空で米国のダラス経由でサンパウロへ向かい、そこで現地参加のOBと合流、直ぐに乗り継いで、アマゾン川河口のベレンへ直行、その後、トメアス移住地、アマゾン川中流のマナウスを訪問して,帰途は、マナウスから、米国、マイアミ、シカゴ乗り継ぎで、成田へ帰国する強行日程であった。

 

ブラジル、アマゾン川中流、マナウスのオペラ劇場前。このオペラハウスはゴム輸出の帰り船でイタリアの大理石を建材としたもの。

 

 

訪問目的

学移連OBのブラジル移住者を訪問し、その活動を視察し、会議を持ち交流を深めることを目的とする。今回は、学移連OB会の一連の活動の中で企画し、ブラジルは広大な国土のため、北部のアマゾン川流域の三か所、すなわち、ベレン、トメアス、マナウスの訪問に限った。

 

米国入国

日本にて、ESTA手続きを完了していたにもかかわらず、今回、ダラスでの入国時,キオスク・マシンによる質問事項をクリアーして、マシンから出されるデータを、イミグレーションの係官に提示して、質問を受け、指紋、写真を撮られる、従来の入国と同じ二重手間のものであった。

 

成田出国の折は、パスポートの顔写真ページをマシンに押し付けて、これで手続き完了、したがって、スタンプ無しであったので、係官に、記念にスタンプを押してくれと言って押してもらった。

 

ブラジル入国審査

米国と同じマシンが設置してあり、パスポートを押し当てたのち、係官の処へ出頭し、日本で滞在ビザを取得していたので、それを確認されて入国完了であった。

 

ブラジルの国内線

サンパウロ到着、入国と共に現地合流の、玉川大OBの大槻氏ほかと共に、国内線の乗り換え手続きへ。ブラジルの国内線は、預け入れ荷物は,一個、23キログラムまでで、100レアル払う規定で、それ以上の個数、重量オーバーは、さらに追加料金を払わなければならなかった。

国内線ゲートでは、先ず、搭乗券のチェック、次いで米国並みの厳しいセキュリティーチェックが行われた。

 

ベレン(Belen)

アマゾン川河口、大西洋へ出る都市。人口150万人、ここで、今回の視察をアレンジして下さった、東京農大OBで、植林、農業を営む、佐藤卓司氏から詳細説明を受けた。

また、商業を営む中山氏、日系の海軍大尉などと合流、市内マーケットを視察し、交流会を行った。佐藤氏は、ボランティアで植林事業、環境保全に基づく原生林管理でAseflora事業を展開している。

 

トメアス移住地(Tomeasu)

ベレンから南へ30キロメートル、日本人が開拓した町。人口7万人、日系家族3千家族、文化協会、農協、ジュース工場が展開されている。以前は、胡椒栽培で一世を風靡したが、病害で打撃を受け、現在は、農業の多様化を図っており、胡椒の他に、カカオ、アサイ、アセロラ、油やしなどを栽培している。

 

訪問農場は:坂口農場:日系開拓者墓地を訪問し、皆で墓参。

高松農場:学移連、三重大学OB

峯下農場:学移連、宇都宮大学OB

新井農場:学移連、上智大学OB,(保全林視察)

文化協会、農協、ジュース工場(アサイ)、にて交流会を開催。

 

(ベレンへ戻り、アズール航空にて、マナウスへ移動;ブラジル国産ジェット機『エンブラエール社製』に初の搭乗経験、日本では静岡の富士エアーラインが所有している。サンタレン経由マナウスへ)

 

マナウス(Manaus)

アマゾン川中流最大の都市、人口300万人、ゴムの栽培、輸出で一世を風靡した。

 

ヨーロッパへ輸出した帰りの船で、イタリアから大理石を持ち帰って、オペラハウスを建設(記念写真参照)。

 

現在は、フリーゾーンとして、日本企業も多く進出して、電化製品、オートバイなどを生産して、輸出やサンパウロ市場へ出している。東京農大OBが近郊で牧畜業を営む、青木氏、北のベネズエラ国境に近いところで野菜栽培を行っているソトダケ氏と交流。

 

昼食時、アマゾン川の水上レストランでピラニア釣りをしたが、私は一匹も釣れず近くの、水上釣り堀で、淡水魚の王様と言われるピラルクと格闘、その力に驚かされた。また、動物園近くの『北部博物館』を訪問し、先住民文化の説明を受けたが、アンデス文明やメキシコの文明に類似するところや、民話の絵に描いた展示に関心を持った。

 

帰途

マナウス空港,深夜発のアメリカン航空で、マイアミ、シカゴ乗り継ぎで、無事に成田に帰国できた。

 

(資料;学移連OB会報告書)

(エンリケ設楽)

 

 

 

ベレン(ブラジル)-旧市街 の メイン広場と大聖堂

アマゾン川

 

 

 

 

 

 

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